協会について
交通安全協会とは
"事故が起こってから対処するのが警察だとしたら、事故が起こる前に対処するのは私たちだといえる。"
-当協会記念誌「各務原の交通安全」P3より ※事故=交通事故。
交通安全協会は、誰もが安心することのできる安全な道路交通社会の実現を目指し、広報・啓発などの活動を行っている非営利団体です。
当協会は、各務原市が誕生した1963年の翌年1964年10月1日に発表された「交通安全都市宣言」を受け、1969年の12月15日に発足した交通安全指導隊の流れを汲み、2015年に設立されました。
協会は若年者から退職した元警察官など、幅広い年齢層の者から成っており、「交通事故のない安全な街 かかみがはら」の実現を共通の目的とし、活動を行っています。
協会設立から5年後の2021年には、コロナ禍でドライバーにグッズを配布したり、一般の家に押しかけたりといった対面での活動ができないという厳しい制約があったにもかかわらず、情報発信等の新しい手法により、50年以上にわたる各務原市の歴史において、一度も成しえなかった「交通死亡事故ゼロ」を達成する快挙を挙げるなど、その活動は年を追うごとに効果を現しております。
現在、各務原市においては、当協会のほかに、交通指導員会、県安協の地区支部や母の会、および交通安全対策協議会があり、さらに通学路見守り隊の方々を含めると、総勢3,500人を超える人たちが、オールかかみがはらで一丸となって、悲惨な交通事故が無くなることを願って日々活動しています。
スローガン
今年度のスローガンは、
「 あなたの心がけで 世界は変わる。 」
です。
昨年は、市交通指導隊が発足してから50年の節目の年でありました。
しかし、交通事故によって亡くなった方の数が8人と、過去5年で最悪の結果となりました。また、今年に入り、新型コロナウイルスの世界的な大流行が起こりました。
この二つに共通するのは、普段当たり前だと感じていた日常が、突然、当たりまえでない日常へ変わる可能性があるということです。
交通事故は、発生すると被害者はもとより、加害者の生活をも大きく変えます。
コロナウイルスについても、感染すると2週間は隔離され、人と接することはできなくなり、完治するまで普段の日常生活に戻ることは難しくなります。
しかしこの二つにはもう一つ共通点があります。それは、「防げる」という点です。
交通事故は交通ルールを守り、思いやりを心がけていれば、起こる可能性を限りなく低くすることができます。
コロナについても同じです。自分勝手な不要不急の外出をやめ、外出する機会を減らすことを心がければ、人同士の接触を減らすことにつながり、やがて感染数を抑えることができます。
これらは、一人一人が、ほかの誰でもない、「あなた」自身の心がけにかかっているのです。
一人だけの心がけではあまりにも弱いかもしれません。しかし、あなたが、そして周りの人が、心がけることによって、「個」は「集」になり、大きな力を持ちます。
そのために、まずはあなた自身が心がけることから始めてください。そして、周りの人にも心がけを呼びかけてください。
「集」の持つ力は大きいものです。その力があれば、各務原を、つぎに日本を、そして世界を交通事故の危険やコロナの感染危機から守ることができます。「世界を変える」ことも不可能ではありません。
14文字のスローガンには、私たちが考える、こういった思いが込められています。
設立目的
当協会の設立目的、それは
「交通事故のない安心・安全な街 各務原」
を実現するためです。
「これはただの理想に過ぎない」、「交通事故を無くそうなんて、到底無理なこと」そう思われるかもしれません。確かに、ひとつの街から交通事故を無くそうなんてスケールが大きい話なので、そう言われても仕方がないのかもしれません。
しかしそういった「交通事故はどうしても起こるものだから」という、あきらめにも似た気持ちが、気のゆるみを招き、結果交通事故の発生につながっているのではないでしょうか。
事故が起こり、失われる命があるのなら、傷つく人がいるのなら、悲しむ人がいるのなら、そう考えたとき、交通事故は起こってはならない、防がなければならないものだというのがわかるはずです。
だから私たちは行動し続けます。先述の目的を協会員全員が持って、自ら実践し、その結果がどんなものであれ一喜一憂することなく、初心を忘れずに最後までやり遂げる。この活動が実を結んで各務原から交通事故を無くすことができたのなら、それは私たちの願いがかなった瞬間と言えるでしょう。
その時を夢物語でなく現実のものにするため、私たちは今日も活動し続けます。
代表挨拶
昭和30年代以降、「交通戦争」と呼ばれていた時期がありました。歩道や信号機などの交通施設の整備や自動車への取り締まりが不十分なまま、戦後の復興のためトラックや自動車が増加していったために、多くの交通事故が発生し、たくさんの方が亡くなった時期です。
それから約50年が経過した現代の社会では整った交通施設が整備され、主要道路ではほとんどが歩車分離形式になっていますが、様々な機器が登場したことにより、当時とは違った新たな交通事故の原因として、スマートフォンを使いながらの「ながらスマホ」やイヤホンで音楽を聴きながらの「イヤホン運転」などが増加傾向にあります。
また、小中学校PTA保護者会に加入している父母による朝夕の交通安全立哨(通称:旗当番)や付き添いによる負担など、「守る」側の負担も無視できません。
その一方で、技術の発達により自動車の自動運転や自動ブレーキなどの便利な機能が登場し、次第に普及しつつある中、責任の所在や法的な問題などの課題もあります。
このように交通を取り巻く事情や技術が変化しつつある今、従来の交通安全活動をより一層強化した形での活動が求められてます。
従来、市内には県交通安全協会の地区支部として活動している団体や、市交通安全母の会などの交通安全団体が活動していましたが、活動内容をより広く強固なものにするため、平成27年、各団体から元警察官や地域交通安全推進委員などの有志が集まり新たに発足したのが当協会です。
当協会ではおもに従来の各団体では実施してこなかった内容や各団体の補助的な活動を軸に活動しています。
そのため、構成人数も少数で、大々的な活動は行えず、活動内容は主に街頭における交通安全見守り活動や安全パトロールなどにとどまります。しかし、「少数精鋭」をモットーに、交通事故で悲しんだり、傷ついたりする人がこれ以上増えないよう、そして、私たち自身も交通安全の「手本」であり続けられるよう、日々活動しています。
橋本 浩二
協会心得
- 1.私たちは 切磋琢磨し、誰からも信頼される本協会の運営に邁進します
- 1.私たちは 自己満足でなく、社会貢献の念をもって活動します
- 1.私たちは よき後継者育成に努めます
その道の達人ということは、その他の道の素人ということである。
ロゴマークについて
当協会のロゴマークは、2015年に初代のものが制定され、現在の2代目は2019年に制定されました。
現在のロゴマークは、
- 1.ひとめで当協会であると視認されること
- 2.オールかかみがはらで取り組む交通安全活動の象徴たるものになること
- 3.交通安全活動とそれを実施する諸団体のイメージアップにつなげること
を基本理念とし、それに
- ・「タスキ」のイメージから、交通安全活動は次世代に「安全のタスキ」をつなぐリレーであること
- ・出発前にすべての乗員が「シートベルト」を装着するイメージから、法規の遵守と交通ルールとマナーを順守すること
- ・「斜に構える」姿勢(構えを正し、物事に真正面から真摯に向き合う姿勢)
を加え、当時の総務係長であったO氏がデザインしたものです。
色づかいは、航空宇宙産業と航空自衛隊の基に「基地の街」として各務原市が発展してきた背景から「宇宙にむかってどこまでも突き抜けるような青く澄んだ空」をイメージした「スカイブルー」を土台に、交通安全のシンボルカラーである「イエロー」を「交」の文字に使用してアクセントカラーとしました。
この考え方はロゴマークだけでなく、今ご覧いただいているこのウェブサイト等、あらゆるところにデザインとして表現しています。
活動資金について
当協会の活動資金は、すべて自己資金によるものとしております。そのため、市民の皆様からお金を頂くといったことはしておりません。また、協賛企業、スポンサー等は一切おりませんとともに、募集もしておりません。
これは、金銭や物品の提供者がバックにいると、追従(ついしょう)につながる可能性があり、交通安全活動という公益性が高い事業に必要な中立性を保てなくなる恐れがあるからです。
日々、通学路の安全を見守ってくださっている「通学路見守り隊」や、小中学校PTAの保護者による旗当番も交通安全活動のひとつですが、これらは民間による資金提供や物品提供は一切なく、行われております。(被服や旗等は、市や学校が支給)
そのため、ご寄付等のお申し出を頂きましても、大変申し訳ございませんが、上記の理由により、お気持ちだけ頂戴させていただいております。そして、その素晴らしい思いを、誰かを守るために、交通安全へのお心がけとしてくださいますよう、心からお願いをしております。
協会概要
当協会の概要です。
各種規則
当協会の会則などの各種規則です。
関連団体
市内の交通安全関連諸団体です。
Q&A集
今までに寄せられた様々な質問に対する回答です。
このウェブサイトについて